ピロリ菌の除菌治療が成功した方へ
ピロリ菌を除菌したあとの、胃の検査
除菌に成功すると胃がんになる危険は下がりますが、ゼロにはなりません。除菌のあとも、定期的に胃の内視鏡検査を受けることが勧められています。
除菌で何が変わるか
ピロリ菌は胃の粘膜に長く炎症を起こし、胃がんのおもな原因です。除菌に成功すると、その後に胃がんになる危険は下がります。ただし、それまでの炎症で粘膜が薄くなったり(萎縮)、腸の粘膜に似た変化(腸上皮化生)が残っていると、除菌のあとも胃がんが見つかることがあります。
なぜ検査を続けるのか
除菌のあとに見つかる胃がんは、早く見つければ内視鏡で治療できることが多い病気です。学会のガイドラインは、除菌が成功した方にも長期的に定期の内視鏡検査を受けることを勧めています。除菌のあとに検査が要らなくなる方を、いまの医学では見分けられないためです。
どのくらいの間隔で受けるか
何年ごとに受けるかは、一律には決まっていません。胃の粘膜の萎縮の程度などをもとに、担当医と相談して決めます。自治体の胃がん検診(内視鏡またはバリウム)を使える場合もあります。
こんなときは相談してください
- 検査の予定より前でも、食欲が落ちる、体重が減る、黒い便が出る、みぞおちの痛みが続く、貧血を指摘された、といったときは早めに受診してください
- 家族に胃がんの方がいる、たばこを吸う、といった方は、そのことも担当医にお伝えください