MANNAVIA
患者さんに渡す1枚
外来で印刷して、そのまま渡せる A4 1枚の説明です。平易な日本語で、数字と根拠は学会・厚労省・PMDA の公開情報だけを使い、製薬会社の資金は受けていません。ガイドラインや添付文書が改訂されたら、改訂の記録と一緒に直します。
最終確認: 2026年9月15日/45 枚。登録なし・無料。「PDF を開く」で、その紙がそのまま開きます(印刷・保存・共有できます)。
循環器
循環器|高血圧で通院中の方、血圧が気になる方へ
家庭血圧の測り方と、目標の数字
2025年に日本のガイドラインが改訂され、血圧の目標は年齢によらず「診察室で 130/80 未満、家庭で 125/75 未満」になりました。家庭で正しく測った血圧が、治療のいちばんの手がかりです。
循環器|心房細動などで、直接経口抗凝固薬(DOAC)やワルファリンを飲んでいる方へ
血をさらさらにする薬(抗凝固薬)を飲む方へ
心房細動(しんぼうさいどう)などがあると、心臓の中に血のかたまりができて脳梗塞を起こすことがあります。抗凝固薬(こうぎょうこやく)はそれを防ぐ薬です。血が止まりにくくなる薬なので、出血のサインを知っておくことと、ほかの医師や歯科医師に「飲んでいる」と伝えることが大切です。
循環器|心不全で通院中の方と、ご家族へ
心不全と言われた方へ: 毎日の体重と、受診の目安
心不全は、心臓の働きが弱って息切れやむくみが出る病気で、よくなったり悪くなったりをくり返します。悪くなる前に気づくいちばんの手がかりは、毎日の体重です。2025年に改訂された学会のガイドラインをもとにまとめました。
循環器|狭心症などで、ニトログリセリンの舌下錠やスプレーを処方された方と、ご家族へ
ニトログリセリン(舌下)の使い方
ニトログリセリンは、狭心症の発作(胸の痛みや締めつけ)をしずめる薬です。舌の下で溶かすと、口の中から吸収されて速く効きます。いざというときに慌てないよう、使い方と、救急車を呼ぶ目安を知っておいてください。
循環器|高血圧で通院中の方、塩分が気になる方と、ご家族へ
減塩のコツ: 1日の食塩を減らす
食塩のとりすぎは、高血圧の大きな原因の一つです。高血圧の方の目標は1日6g未満ですが、日本人の平均はそれを大きく上回っています。食べ方と味つけを少し変えることから始めましょう。
循環器|高血圧で、血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいる方へ
血圧の薬を飲む方へ: 続け方と、飲み合わせ
高血圧は、症状がないまま血管や心臓・脳・腎臓に負担をかけ続ける病気です。血圧の薬は、症状がなくても続けることが大切です。毎日の注意と、飲み合わせ・食べ合わせをまとめました。
循環器|心房細動と診断された方と、ご家族へ
心房細動と言われたら
心房細動(しんぼうさいどう)は、脈が不規則になる不整脈です。すぐに命に関わることはまれですが、放っておくと脳梗塞や心不全を起こすおそれがあります。症状がなくても、治療と自分での脈のチェックが大切です。
感染症
感染症|65歳の方、60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器に重い病気がある方へ
65歳になったら、肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌による重い肺炎などを防ぐワクチンです。定期接種として1回受けられます。2026年4月から、使うワクチンの種類が変わりました。
感染症|65歳の方、および2029年度までに 70・75・80・85・90・95・100歳になる方へ
帯状疱疹ワクチン、2つの違い
帯状疱疹を防ぐワクチンが、2025年4月から定期接種になりました。生ワクチン(1回)と組換えワクチン(2回)のどちらかを選びます。効果と副反応に違いがあります。
感染症|かぜの症状で受診された方へ
かぜに抗菌薬(抗生物質)は効きません
かぜの原因のほとんどはウイルスで、抗菌薬(抗生物質)は細菌にしか効きません。抗菌薬を飲んでも治りは早くならず、副作用と「薬の効かない菌」を増やすことになります。
感染症|65歳以上の方、60〜64歳で心臓・腎臓・呼吸器に重い病気がある方へ
秋冬のワクチン: インフルエンザと新型コロナ
インフルエンザと新型コロナのワクチンは、65歳以上の方が毎年秋冬に1回ずつ受けられる定期接種です。重い肺炎などで入院する危険を減らすために、流行が始まる前の接種が勧められています。
感染症|吐き気・嘔吐・下痢のある方と、ご家族へ
胃腸炎のとき: 水分のとり方と、うつさない工夫
ノロウイルスによる胃腸炎は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛が1〜2日続いたあと、多くは治ります。ウイルスに効く薬はないため、脱水を防ぐことが大切です。ウイルスは吐いた物や便に多く含まれ、家族にうつりやすい病気です。
消化器
消化器|プロトンポンプ阻害薬(PPI)やボノプラザン(P-CAB)を続けて飲んでいる方へ
胃酸を抑える薬を、長く飲んでいる方へ
逆流性食道炎などに使う「胃酸を抑える薬」を長く飲むと、まれに血液中のマグネシウムが下がることがあります。2026年7月に、薬の説明書(添付文書)に注意が追記されました。
消化器|ピロリ菌の除菌治療が成功した方へ
ピロリ菌を除菌したあとの、胃の検査
除菌に成功すると胃がんになる危険は下がりますが、ゼロにはなりません。除菌のあとも、定期的に胃の内視鏡検査を受けることが勧められています。
消化器|便秘で通院中の方、便秘の薬を続けて飲んでいる方へ
便秘の薬と生活
便秘は、食事や運動の見直しと薬を組み合わせて治します。よく使う「酸化マグネシウム」は、腎臓の働きが落ちている方や高齢の方で血液中のマグネシウムが上がることがあり、定期的な血液検査が勧められています。
消化器|大腸がん検診(便潜血検査)で「要精密検査」と言われた方へ
便潜血が陽性と言われたら
陽性は「大腸がんがある」という意味ではありません。要精密検査の方のうち、実際にがんが見つかるのは約33人に1人です。ただ、それを確かめられるのは大腸内視鏡だけです。便の検査をやり直しても、代わりにはなりません。
消化器|健診で「脂肪肝」「肝機能の異常(ALT や AST が高い)」を指摘された方へ
健診で脂肪肝・肝機能異常と言われたら
肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」は、いまは「MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)」と呼ばれます。肥満・糖尿病・高血圧・脂質異常と深く関係し、放っておくと肝硬変や肝がんにつながることがあります。体重を減らすことで改善が期待できます。
消化器|ピロリ菌の除菌治療を始める方へ
ピロリ菌の除菌の薬の飲み方
除菌の薬は、胃酸を抑える薬と2種類の抗菌薬(抗生物質)の3種類です。朝と夕の1日2回、7日間飲みます。決められたとおりに最後まで飲みきることが、除菌を成功させるいちばんの近道です。
消化器|逆流性食道炎・胃食道逆流症(GERD)と言われた方へ
逆流性食道炎と、毎日の工夫
胃の中の酸が食道へ逆流して、胸やけなどを起こす病気です。命に関わる病気ではありませんが、毎日の暮らしに響くため、きちんとした対処が必要です。生活の見直しと胃酸を抑える薬で、多くの方がよくなります。
消化器|肝炎ウイルスの検査を受けたことがない方、結果を覚えていない方へ
肝炎ウイルス検査を、一生に一度は
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、B型・C型の肝炎ウイルスに感染していても、自覚症状はほとんどありません。気づかないまま、肝硬変や肝がんに進むことがあります。国は、すべての人が少なくとも一回は検査を受けることを勧めています。
内分泌・代謝
内分泌・代謝|糖尿病で通院中の方へ
糖尿病の目標の数字(HbA1c)
HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、ふだんの血糖の状態を映す検査値です。合併症を防ぐための目標は 7.0% 未満ですが、年齢や体の状態、使っている薬によって、あなたの目標は変わります。
内分泌・代謝|インスリンや血糖を下げる薬を使っている方と、ご家族へ
低血糖のときに、すること
血糖が下がりすぎる「低血糖」は、血糖を下げる薬の副作用として起こります。血糖値が 70 mg/dL 未満のとき、または症状があるときは、低血糖として対応します。ブドウ糖をすぐにとることが大切です。
内分泌・代謝|糖尿病で飲み薬やインスリンを使っている方へ
体調が悪くて食べられない日(シックデイ)の、薬の扱い
熱、下痢、嘔吐、食欲不振で食事がとれない日を「シックデイ」と呼びます。脱水になりやすく、血糖が乱れやすい日です。薬の扱いを前もって知っておき、迷ったら医療機関に連絡してください。
内分泌・代謝|コレステロールが高いと言われた方、スタチンを飲んでいる方へ
LDL コレステロールの目標と、スタチン
LDL(悪玉)コレステロールが高いと、心筋梗塞や脳梗塞など動脈硬化の病気が起きやすくなります。目標の数字は持病や危険因子で変わり、どの区分にあたるかは担当医が判断します。
内分泌・代謝|健診で尿酸値が高いと言われた方、痛風の発作を起こした方へ
尿酸が高い・痛風と言われた方へ
血液の尿酸値が 7.0 mg/dL を超える状態を高尿酸血症といいます。尿酸の結晶が関節にたまると、足の親指の付け根などが急に赤く腫れて痛む「痛風発作」が起こります。尿路結石や腎臓の病気とも関係があります。
内分泌・代謝|甲状腺機能低下症で、レボチロキシン(甲状腺ホルモンの薬)を飲んでいる方へ
甲状腺の薬(レボチロキシン)を飲む方へ
レボチロキシンは、足りない甲状腺ホルモンを補う薬です。1日1回、担当医が決めた量を毎日飲みます。鉄剤や胃薬などと同時に飲むと吸収が落ちるので、時間をずらします。よくなったと感じても、自分の判断でやめないでください。
内分泌・代謝|糖尿病で通院中の方と、そのご家族へ
糖尿病の方の、足の手入れ
糖尿病では、神経の障害で足の痛みを感じにくくなり、けがややけどに気づきにくくなります。血の流れも悪くなり、傷が治りにくくなります。小さな傷が潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)に進み、足の切断につながることもあります。毎日の手入れで防ぐことができます。
腎臓
腎臓|健診や外来で、慢性腎臓病(CKD)と言われた方へ
慢性腎臓病(CKD)と言われたら
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きの低下や、たんぱく尿などの腎臓の異常が3か月を超えて続く状態です。多くは自覚症状がありません。血圧・血糖・塩分と、薬の使い方に気をつけることで、進み方をゆるやかにできます。
腎臓|膀胱炎(ぼうこうえん)と診断された方へ
膀胱炎と言われた方へ
膀胱炎は、尿の出口(尿道)から入った細菌が膀胱で炎症を起こす病気で、女性に多くみられます。多くは抗菌薬で数日以内に治りますが、熱が出たら、腎臓まで広がった「腎盂腎炎(じんうじんえん)」のおそれがあります。
呼吸器
呼吸器|喘息(ぜんそく)で吸入薬を使っている方へ
喘息の吸入薬: 毎日の薬と、発作のときの薬
喘息の吸入薬には、毎日使って気道の炎症をしずめる「長期管理薬」と、苦しいときに使う「発作治療薬」の2種類があります。役割がまったく違うので、使い分けが大切です。
呼吸器|たばこ(加熱式たばこを含む)をやめたい方へ
たばこをやめたい方へ
たばこがやめられないのは、意志が弱いからではなく「ニコチン依存症」という病気のためです。治療ができ、条件を満たせば健康保険で禁煙治療を受けられます。長く吸ってきた方も、やめるのに遅すぎることはありません。
呼吸器|COPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断された方と、ご家族へ
COPD(慢性閉塞性肺疾患)と言われたら
COPD は、たばこの煙などを長年吸い込むことで肺の空気の通りが悪くなり、息切れ・せき・たんが続く病気です。治療で症状を軽くし、かぜなどをきっかけに急に悪くなる「増悪(ぞうあく)」を防ぐことが大切です。
呼吸器|いびきや、寝ているときの無呼吸を指摘された方、CPAP を使っている方へ
睡眠時無呼吸症候群と、CPAP(シーパップ)
眠っている間に、のどの空気の通り道がふさがって呼吸が止まるのをくり返す病気です。放っておくと、高血圧や心臓・脳の病気、居眠り運転の危険が高まります。検査で重さを調べ、CPAP などで治療します。
血液
血液|鉄欠乏性貧血で、飲む鉄剤を始めた方へ
鉄剤の飲み方と副作用(鉄欠乏性貧血)
鉄が足りなくなって起こる貧血の治療は、原因を調べることと、足りない鉄を補うことの2つです。鉄剤は貯蔵している鉄が戻るまで数か月続けます。便が黒くなるのは心配ありません。
総合内科
総合内科|骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と言われた方、骨の薬を飲んでいる方へ
骨粗鬆症の薬と、転ばない工夫
骨粗鬆症は骨がもろくなり、わずかな転倒でも骨折しやすくなる病気です。薬を正しく飲み続けることと、転ばない工夫の両方で骨折を防ぎます。学会のガイドラインは2025年に10年ぶりに改訂されました。
総合内科|睡眠薬(ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系)を長く飲んでいる方へ
睡眠薬を減らしたい方へ
よく使われる睡眠薬は、長く飲むと、とくに高齢の方でふらつき・転倒・もの忘れの原因になることがあります。ただし急にやめると離脱症状が出ることがあるため、担当医と相談しながら少しずつ減らします。
総合内科|高齢の方と、高齢の方と暮らすご家族へ
熱中症を防ぐ(高齢の方と、ご家族へ)
熱中症で救急搬送されたり亡くなったりする方の多くは高齢者です。年をとると暑さやのどの渇きを感じにくく、汗もかきにくくなるため、気づかないうちに熱中症になります。「感じる前に」水分とエアコンで防ぎます。
総合内科|いくつもの医療機関や薬局から薬をもらっている方と、ご家族へ
薬が多いと感じている方へ
年齢とともに持病が増え、薬の数も増えがちです。高齢の方では、薬が6種類以上になると副作用を起こす人が増えることがわかっています。ただし、自分の判断でやめるのは危険です。担当医や薬剤師と一緒に見直します。
総合内科|ご本人とご家族へ(年齢や病気のあるなしにかかわらず)
人生会議: もしものときの医療を話しておく
人生会議(ACP: アドバンス・ケア・プランニング)は、もしものときに望む医療やケアについて前もって考え、家族など信頼できる人や医療・ケアチームと話し合い、共有しておく取り組みです。
総合内科|65歳以上の方と、ご家族へ
フレイルと筋肉の衰え(サルコペニア)を防ぐ
フレイルは、健康な状態と介護が必要な状態の中間の段階です。早く気づいて、食事・運動・人とのつながりに取り組めば、進みをゆるやかにし、元の状態に戻すこともできます。
アレルギー・膠原病
アレルギー・膠原病|プレドニゾロンなどのステロイドの飲み薬を続けている方へ
ステロイド(プレドニゾロンなど)を飲む方へ
ステロイド(副腎皮質ホルモン)の飲み薬は、炎症やアレルギーを抑え、免疫の働きを抑える薬で、多くの病気に使われます。効き目が強い分、飲み方と副作用の見張りに決まりがあります。いちばん大切なのは、自分の判断で急にやめないことです。
アレルギー・膠原病|関節リウマチで、メトトレキサートの飲み薬を使っている方へ
メトトレキサートは、決まった曜日だけ
メトトレキサートは、関節リウマチの治療の中心になる薬です。毎日飲む薬ではありません。1週間のうち決められた曜日に、決められた量だけ飲みます。
アレルギー・膠原病|アドレナリン自己注射薬を処方された方と、そのご家族へ
アナフィラキシーと、アドレナリン自己注射薬
急に全身に出る強いアレルギー反応で、命にかかわることがあります。自己注射薬は病院に着くまでの手当てです。ためらわずに使い、必ず救急車を呼んでください。
神経
神経|ご本人とご家族へ(とくに高血圧・糖尿病・心房細動などがある方)
脳卒中のサインと、すぐ119番
脳卒中(のうそっちゅう)は、脳の血管が詰まったり破れたりする病気で、「突然」起こります。顔・腕・言葉の異常に気づいたら、様子を見ずにすぐ救急車を呼んでください。
神経|頭痛の薬(市販薬を含む)を、月に何日も飲んでいる方へ
頭痛薬の飲みすぎで起こる頭痛
頭痛の薬を飲む日が多い状態が続くと、かえって頭痛の日が増え、毎日のように頭痛が起こることがあります。「薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)」といい、市販の痛み止めでも起こります。治療できる頭痛です。