大腸がん検診(便潜血検査)で「要精密検査」と言われた方へ
便潜血が陽性と言われたら
陽性は「大腸がんがある」という意味ではありません。要精密検査の方のうち、実際にがんが見つかるのは約33人に1人です。ただ、それを確かめられるのは大腸内視鏡だけです。便の検査をやり直しても、代わりにはなりません。
なぜ内視鏡が必要か
- 大腸がんやポリープは毎日出血しているわけではありません。2日のうち1日でも陽性なら、精密検査が必要です
- 「もう一度便を調べて陰性なら安心」は正しくありません。便の検査のやり直しは精密検査の代わりになりません
- 痔がある方でも、出血が痔のせいか、がんやポリープのせいかは、内視鏡で見ないと分かりません
- 早いうちの大腸がんは症状がないことが多く、「症状がないから大丈夫」とは言えません。早く見つけて治療すれば、大腸がんで亡くなることを防げます
大腸内視鏡検査の流れ
- 下剤を飲んで大腸を空にしてから、肛門から内視鏡を入れ、大腸の全体を観察します
- ポリープが見つかれば、大きさや形によってその場で切除したり、組織をとって調べたりします
- まれに出血や、腸に穴があく(穿孔)ことがあります
- 血をさらさらにする薬を飲んでいる方は、予約のときにお伝えください
受けずにいる方が少なくありません
全国の自治体の検診では、要精密検査と言われた方のうち精密検査を受けたのは約7割(令和4年度、大腸がん検診)で、5つのがん検診の中でいちばん低い数字です。受けなければ、検診を受けた意味がなくなってしまいます。
こんなときは相談してください
- 精密検査の予約や、下剤の飲み方、当日の薬(血をさらさらにする薬、糖尿病の薬など)の扱いは、担当医にご相談ください
- 結果を待たずに、血便、腹痛、便が細くなる・便通が急に変わる、といった症状があるときは、早めに受診してください