逆流性食道炎・胃食道逆流症(GERD)と言われた方へ
逆流性食道炎と、毎日の工夫
胃の中の酸が食道へ逆流して、胸やけなどを起こす病気です。命に関わる病気ではありませんが、毎日の暮らしに響くため、きちんとした対処が必要です。生活の見直しと胃酸を抑える薬で、多くの方がよくなります。
こんな症状が出ます
- 胸やけ(みぞおちの上が焼けるような、しみる感じ)
- 呑酸(どんさん。酸っぱい液が上がってくる感じ)
- 胸がつまるような痛み、のどの違和感、長引く咳
逆流は食後2〜3時間までに起こりやすく、食後に症状が出やすくなります。
効果が確かめられている工夫
学会のガイドラインで効果が示されている工夫です。なかでも、体重を減らすことと、頭側を高くして寝ることは、改善の効果が高いとされています。
| 工夫 | とくに向いている方 |
|---|---|
| 体重を減らす | 太り気味の方 |
| たばこをやめる | たばこを吸う方 |
| 寝る前3時間は食べない | 夜に症状が出る方 |
| ベッドの頭側を高くして寝る | 夜に症状が出る方 |
避けたほうがよいこと
- おなかを締めつける服、重い物を持つ、前かがみの姿勢、右を下にして寝る
- 食べ過ぎ、脂っこい物、甘い物、お酒、チョコレート、コーヒー、炭酸飲料、柑橘類
どれがどのくらい効くかは人によって違います。
薬と検査
胃酸を抑える薬を4〜8週間ほど飲むと、多くの方で症状がよくなり、食道のただれも治ります。その後も続けるか、症状があるときだけ飲むかは、担当医と相談して決めます。ほかの病気でないことを確かめるため、胃カメラ(内視鏡)の検査が勧められます。
こんなときは相談してください
- 薬を飲んでも症状がよくならないとき(胃カメラで、ほかの病気がないか確かめます)
- 食べ物がつかえる、血を吐いた、便が黒い、貧血を指摘されたとき(食道のただれからの出血や、食道が狭くなることがあります。早めに受診してください)