MANNAVIA COMPASS(試行版)
今週の1症例
ガイドラインはある。でも、目の前の患者にそのまま当てはめてよいか迷う。本には書きにくい、そういう判断を、日本の医師がいまどうしているかを集めます。回答すると、ほかの医師がどう答えたかの割合と、現行ガイドラインでの扱いが表示されます(回答するまでは見えません)。匿名で、登録はいりません。 なお、割合は回答が10件に達してから表示します。それまではガイドラインの位置づけだけをお見せします。
消化器|適応外の薬を、患者にどこまで説明するか
61歳の男性。アルコール性肝硬変(Child-Pugh B)。上部消化管内視鏡で F2・RC陽性の食道静脈瘤を認め、出血の既往はない。内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)を勧めたが、本人は「できれば薬で」と希望している。非選択的β遮断薬による一次予防は海外の標準治療の一つだが、本邦では食道・胃静脈瘤に対する保険適応がない。
この患者に非選択的β遮断薬を使うとしたら、適応外であることをどう扱いますか。
現行ガイドラインの位置づけ
本邦の肝硬変診療ガイドライン2020では、食道静脈瘤の予防的治療の第一選択は内視鏡治療(EVL・EIS)で、非選択的β遮断薬(プロプラノロール、カルベジロール)による一次予防は海外で用いられるが、本邦では食道・胃静脈瘤に保険適応がなく適応外とされている。また、医薬品副作用被害救済制度の「適正な使用」は、原則として添付文書の効能・効果、用法・用量、使用上の注意に従った使用を指し、個別の事例は医学・薬学の学問水準に照らして総合的に判断される(PMDA)。
出典: 日本消化器病学会・日本肝臓学会「肝硬変診療ガイドライン2020」、PMDA「医薬品副作用被害救済制度 Q2 適正な使用とは」
運営の意見ではなく、ガイドラインの記載を示しています。上の割合は「みんながこうしている」であって、「こうすべき」ではありません。実際の判断は、患者さんごとに異なります。
受付が終わったら、回答の割合と、理由に多かった考え方を note と X でまとめます(回答が10件に満たなかった場合は、割合を出さずにガイドラインの整理だけを公開します)。MANNAVIA は、総合内科専門医試験・内科専門医試験の対策アプリを作っています。
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