心房細動と診断された方と、ご家族へ
心房細動と言われたら
心房細動(しんぼうさいどう)は、脈が不規則になる不整脈です。すぐに命に関わることはまれですが、放っておくと脳梗塞や心不全を起こすおそれがあります。症状がなくても、治療と自分での脈のチェックが大切です。
どんな病気か
心房(心臓の上の部屋)が1分間に300〜400回も細かく震え、脈が不規則になります。年を取るほど起こりやすく、動悸、息切れ、めまいが主な症状ですが、30〜40%の方は症状がありません。
脳梗塞と心不全の危険
心房の中で血がよどみ、血のかたまり(血栓)ができやすくなります。これが脳の血管に詰まると、重い脳梗塞を起こします。脈の速い状態が続くと、心不全になることもあります。
治療の柱
- 脳梗塞の予防: 抗凝固薬(血をさらさらにする薬)を飲みます
- 脈を整える: 薬で脈の速さやリズムを整えます
- カテーテルアブレーション: 足の付け根から細い管を入れ、原因の部分を焼くか凍らせます
抗凝固薬は、75歳以上、高血圧、糖尿病、心不全、脳梗塞の経験などがある方に勧められています。どの治療が合うかは、担当医と相談して決めます。
生活でできること
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群の治療を続ける
- 肥満、多量の飲酒、喫煙を見直す
抗凝固薬の注意は、別の紙「血をさらさらにする薬(抗凝固薬)を飲む方へ」をご覧ください。
こんなときは相談してください
- 脈の乱れに気づいたとき、動悸・息切れ・疲れやすさが続くとき(早めに受診してください)
- 抗凝固薬などの薬をやめたい、飲み忘れが多いとき(自分の判断でやめると、脳梗塞の危険が高まります)