心不全で通院中の方と、ご家族へ
心不全と言われた方へ: 毎日の体重と、受診の目安
心不全は、心臓の働きが弱って息切れやむくみが出る病気で、よくなったり悪くなったりをくり返します。悪くなる前に気づくいちばんの手がかりは、毎日の体重です。2025年に改訂された学会のガイドラインをもとにまとめました。
毎日、体重を測る
- 毎日同じ条件で体重と血圧を測り、心不全手帳などに記録します
- 3日間で 2kg 以上増えたら受診の目安です。体に水がたまり始めたサインのことがあります(1週間で 2〜3kg 増えることもあります)
水がたまっているサイン
- 動いたときの息切れ、夜の息苦しさ
- 足のむくみ(靴下の跡が残る)、お腹の張り、食欲の低下
- 尿の量が減る、だるい
横になると苦しくて眠れない、夜中に急に息苦しくなって目が覚める、というときは救急受診が必要です。
食事・薬・生活
- 塩分を控えます。加工食品、漬物、みそ汁、丼物は塩分が多めです。減塩しょうゆやレモンも役立ちます
- 水分の量は人によって違います(制限が必要な方も、脱水になりやすい方もいます)。担当医に確認してください
- 薬は、症状が楽になっても自分の判断でやめないでください。やめると心不全がぶり返し、心臓がさらに弱ることがあります
- 感染は心不全を悪くします。手洗いを続け、インフルエンザのワクチンを受けてください(肺炎球菌・新型コロナのワクチンも考慮されます)
こんなときは相談してください
- 3日間で 2kg 以上体重が増えた、むくみや息切れが強くなった、家の中を動くだけで息切れするとき(早めに受診)
- 横になると苦しくて眠れない、夜中に急に息苦しくなって目が覚める、じっとしていても苦しいときは、救急へ
- 薬の飲み忘れが多い、塩分や水分をどこまで気をつければよいか、運動をどのくらいしてよいか迷うとき