糖尿病で通院中の方と、そのご家族へ
糖尿病の方の、足の手入れ
糖尿病では、神経の障害で足の痛みを感じにくくなり、けがややけどに気づきにくくなります。血の流れも悪くなり、傷が治りにくくなります。小さな傷が潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)に進み、足の切断につながることもあります。毎日の手入れで防ぐことができます。
毎日すること、しないこと
見えにくいところは鏡を使うか、ご家族に見てもらいましょう。長く歩いたあとは特にていねいに見ます。
| 毎日すること | しないこと |
|---|---|
| 足の裏・指の間まで、見て触って確かめる | タコ・ウオノメを自分で削る、市販薬を使う |
| 指の間まで洗い、押さえるように水気をふく | 指の間に保湿クリームを塗る |
| 乾燥した所に保湿クリームを塗る | 素足で過ごす、靴下を重ねばきする |
| はく前に靴の中に異物がないか確かめる | 湯たんぽ・電気あんかを付けたまま眠る |
爪と靴・靴下
- 爪は深く切りすぎず、角を深く切り落としません(巻き爪の方は長めにまっすぐ)
- 靴は、つま先に1cmほど余裕があり、足の形に合い、中に硬い縫い目のないものを
- 靴下は綿など汗を吸うものを。きつすぎるものは避けます
やけどと、たばこ
熱さや痛みを感じにくいため、湯たんぽや電気あんかの低温やけどに気づかないことがあります。バスや電車の温風の吹き出し口、夏の砂浜にも気をつけます。たばこは足の動脈硬化(末梢動脈疾患)を進めるので、禁煙しましょう。
受診のときに
少なくとも年に1回は、医療機関で足を診てもらうことが勧められています。タコ・ウオノメ・水虫・爪の変形も治療の対象です。フットケア外来のある医療機関もあります。
こんなときは相談してください
- 傷のまわりが赤い、熱をもつ、腫れる、うみが出るとき(すぐに受診してください)
- 足の色が悪い、冷たい、歩くと足が痛み休むと治まる、足の甲の脈が触れにくいとき(足の血流が悪いことがあります)
- 視力が落ちて、足の傷が見えにくいとき(ご家族の協力や、フットケア外来の利用を相談してください)