プレドニゾロンなどのステロイドの飲み薬を続けている方へ
ステロイド(プレドニゾロンなど)を飲む方へ
ステロイド(副腎皮質ホルモン)の飲み薬は、炎症やアレルギーを抑え、免疫の働きを抑える薬で、多くの病気に使われます。効き目が強い分、飲み方と副作用の見張りに決まりがあります。いちばん大切なのは、自分の判断で急にやめないことです。
急にやめない
長く飲むと、体の副腎が自分でホルモンを作る働きが落ちます。急にやめると、発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、血圧低下、ショックなどが起こることがあります。やめるときは担当医が少しずつ減らします。飲み忘れたら気づいたときに1回分を飲み、次の時間が近ければ1回とばします。2回分を一度に飲まないでください。
感染に注意
- 免疫が下がり、感染症にかかりやすく重くなりやすいです。手洗い、うがい、マスク、人混みを避けます
- 発熱、寒気、だるさは感染のサインです。早めに受診してください
- 水ぼうそう、はしかは重くなることがあります。うつった心配があるときは、すぐに受診してください
定期検査で見張る副作用
- 血糖(糖尿病)、血圧、コレステロール
- 胃や十二指腸の潰瘍(黒い便、腹痛、吐いたものに血)
- 骨粗鬆症(骨がもろくなる。予防の薬を一緒に飲むことがあります)
- 目(緑内障、白内障。定期的に眼科の検査を受けることがあります)
- 不眠や気分の落ち込み、顔が丸くなる、などもあります。気になる変化は担当医に伝えてください
ワクチンと、ほかの医療機関で
- 生ワクチン(麻疹、風疹、水痘、BCG など)は、長期・大量に飲んでいる間と、やめて6か月以内は受けません
- インフルエンザや肺炎球菌など、生きたウイルスを含まないワクチンは受けられます
- 帯状疱疹のワクチンは、生ワクチンでない方(組換えワクチン)を選びます。受ける前に担当医に確認を
- ほかの病院・歯科・薬局では、必ずステロイドを飲んでいると伝えてください。お薬手帳が役に立ちます
こんなときは相談してください
- 発熱、寒気、強いだるさが出たとき(早めに受診してください)
- 黒い便、吐いたものに血が混じる、強い腹痛があるとき
- 強いだるさ、吐き気、冷や汗、意識がぼんやりするとき(副腎の働きが落ちているサインのことがあります。すぐに受診または救急へ)