狭心症などで、ニトログリセリンの舌下錠やスプレーを処方された方と、ご家族へ
ニトログリセリン(舌下)の使い方
ニトログリセリンは、狭心症の発作(胸の痛みや締めつけ)をしずめる薬です。舌の下で溶かすと、口の中から吸収されて速く効きます。いざというときに慌てないよう、使い方と、救急車を呼ぶ目安を知っておいてください。
使い方
- まず、いすや床に座ります。血圧が下がり、立ちくらみや失神を起こすことがあります
- 舌の下に置いて溶かします。飲み込むと効きません
- スプレー(口の中に吹きつける薬)もあります。使い方は薬剤師に確認してください
- 使ったあとに頭痛が出ることがあります。使ううちに起こりにくくなります
救急車を呼ぶ目安
- 1回使っても痛みがはっきり軽くならないときは、ただちに119番へ
- 救急車を待つ間は、3〜5分おきに合計3回まで使えます(学会の目安)
狭心症の痛みは数分のことが多く、長くても15〜20分です。20分以上続くときは、心筋梗塞のおそれがあります。
一緒に使えない薬
勃起不全などの治療薬(シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル)や、リオシグアトとは一緒に使えません。血圧が下がりすぎて危険です。ほかの医療機関にかかるときは、ニトログリセリンを持っていると伝えてください。
保管
室温で、子どもの手の届かない所に保管します。使用期限を時々確かめ、切れていたら担当医か薬剤師に相談してください。
こんなときは相談してください
- 1回使っても胸の痛みがはっきり軽くならない、20分以上続く、冷や汗や吐き気・息苦しさを伴うときは、すぐに119番へ
- 発作が前より増えた、軽い動作や安静にしていても起こるようになったとき(早めに受診してください)