65歳以上の方と、ご家族へ
フレイルと筋肉の衰え(サルコペニア)を防ぐ
フレイルは、健康な状態と介護が必要な状態の中間の段階です。早く気づいて、食事・運動・人とのつながりに取り組めば、進みをゆるやかにし、元の状態に戻すこともできます。
フレイルとサルコペニア
フレイルには、体の衰え(筋肉が減るサルコペニアなど)、心の衰え(気分の落ち込み、もの忘れ)、人とのつながりが薄れる衰えの3つがあり、互いに連鎖して進みます。サルコペニアは、年齢とともに筋肉の量と筋力が落ちた状態です。
気づきたいサイン
- 6か月で2〜3kg以上、体重が減った
- 以前より歩くのが遅くなった(青信号のうちに渡りきれない、など)
- この1年間に転んだことがある
- 固いものが食べにくくなった、お茶や汁物でむせる(口の衰え)
- 週に1回も外出しない日が続く、人と付き合う機会が減った
防ぐための柱
腎臓の病気などで食事に制限がある方は、担当医と相談しながら進めてください。
| 柱 | 取り組むこと |
|---|---|
| 栄養 | たんぱく質をとり、バランスよく食べ、水分も十分に |
| 体を動かす | 歩く、筋トレをする |
| 社会参加 | 仕事、趣味、ボランティア、地域の通いの場など |
| あわせて口の健康 | かかりつけの歯科で、かむ力や口の中の状態を確かめる |
2025年に新しくなった、サルコペニアの基準
アジアの診断基準が AWGS 2025 に改められました。握力(65歳以上で男性28kg未満、女性18kg未満)と筋肉の量の両方が低いときに、サルコペニアと診断します。歩く速さなどの「体の動き」は診断の条件から外れ、衰えの結果として別に測るものになりました。
こんなときは相談してください
- 理由がわからないのに体重が減ってきたとき、食欲が落ちたとき
- 転びやすくなった、歩くのがつらくなったとき
- かみにくい、むせる、といった口の変化が気になるとき(歯科への相談もお勧めします)