糖尿病で通院中の方へ
糖尿病の目標の数字(HbA1c)
HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、ふだんの血糖の状態を映す検査値です。合併症を防ぐための目標は 7.0% 未満ですが、年齢や体の状態、使っている薬によって、あなたの目標は変わります。
成人の目標の数字(HbA1c)
- 合併症を防ぐための目標: 7.0% 未満
- 食事と運動だけで、または薬の副作用なく達成できる方: 6.0% 未満
- 低血糖などのために治療を強めにくい方: 8.0% 未満
7.0% 未満は、おおよそ「空腹時の血糖 130 未満、食後2時間 180 未満(mg/dL)」にあたります。8.0% 以上が続くときは、担当医が治療の見直しを考えます。
65歳以上の方は、別の考え方をします
年齢、認知機能、日常生活の動作(着替え、移動、買い物、薬の管理など)、持病に加えて、「重い低血糖を起こしやすい薬」(インスリン、SU薬、グリニド薬など)を使っているかどうかで目標を決めます。
- これらの薬を使っていない方: 7.0% 未満が基本。難しければ 8.0% 未満。下げすぎの下限はありません
- 使っている方: 目標は 7.5%・8.0%・8.5% 未満のいずれかで、下げすぎを防ぐ下限(6.5〜7.5%)もあわせて決めます(例: 65〜74歳で元気な方は 6.5〜7.5%)
高齢の方は重い低血糖を起こしやすく、重い低血糖は認知機能を傷め、心臓や血管の病気の危険にもなるため、「下げすぎない」ことも大切にします。
あなたの目標は、担当医が決めます
上の数字は学会の目安です。病気の期間、合併症、暮らしの様子を合わせて、担当医があなたの目標を決めます。目標を糖尿病手帳などに書いてもらい、検査のたびに見比べてください。
こんなときは相談してください
- 自分の目標の数字がわからないとき、または目標より高い値が続くとき
- 冷や汗、手のふるえ、動悸、ぼんやりする、といった低血糖の症状が出たとき(薬の調整が必要なことがあります)