糖尿病で飲み薬やインスリンを使っている方へ
体調が悪くて食べられない日(シックデイ)の、薬の扱い
熱、下痢、嘔吐、食欲不振で食事がとれない日を「シックデイ」と呼びます。脱水になりやすく、血糖が乱れやすい日です。薬の扱いを前もって知っておき、迷ったら医療機関に連絡してください。
まず、水分と糖分をとります
- 脱水を防ぐため、水分を十分にとります
- おかゆ、麺、果汁など、とりやすい形で糖分とエネルギーを補います
- できれば血糖をいつもより多く測ります
- 毎日体重を測っておくと、脱水の目安になります
薬ごとの目安(薬の名前はお薬手帳で確認できます)
- SGLT2阻害薬(名前が「〜グリフロジン」の薬): 食事が十分とれない日は必ず休みます。脱水と、血糖が高くなくても起こる「ケトアシドーシス」を防ぐためです
- メトホルミン: 脱水のおそれがあるので、いったん中止して担当医に相談します
- インスリン: 自己判断でやめないでください。持効型・中間型は続けるのが原則で、食事に合わせて打つ分は食事の量と血糖に応じて調整します。調整の仕方は担当医の指示に従ってください
- SU薬、グリニド薬(インスリンを出させる薬): 食事がとれないと低血糖の心配があるため、医療機関に連絡してください
上は学会が示す例です。実際の減らし方や休み方は、あなたの状態を見て担当医が指示します。
前もって決めておくこと
体調が悪い日にどこへ連絡するかを、ふだんの受診のときに担当医と決めておいてください。手術の予定があるときは、SGLT2阻害薬は3日前から休むことになっているので、早めにお伝えください。
こんなときは相談してください
- 熱や下痢・嘔吐が強いとき、丸1日ほとんど食べられないとき
- 血糖が 350 mg/dL 以上が続くとき、意識がぼんやりするとき(すぐに受診してください)
- SGLT2阻害薬を使っている方で、だるさ、吐き気、腹痛があるとき(血糖が正常に近くてもケトアシドーシスのことがあります)