インスリンや血糖を下げる薬を使っている方と、ご家族へ
低血糖のときに、すること
血糖が下がりすぎる「低血糖」は、血糖を下げる薬の副作用として起こります。血糖値が 70 mg/dL 未満のとき、または症状があるときは、低血糖として対応します。ブドウ糖をすぐにとることが大切です。
こんな症状が出ます
- はじめに: 冷や汗、手のふるえ、動悸(どうき)、強い空腹感、吐き気、不安感、頭痛
- さらに下がると: 眠気、脱力、めまい、集中できない、目がかすむ、ぼんやりする
- 放っておくと: けいれん、意識を失う
高齢の方は冷や汗などが出にくく、ぼんやりする、様子がおかしい、といった変化だけのことがあります。夜の低血糖は、悪夢や起きたときの頭痛で気づくことがあります。
すぐにすること
- できれば血糖を測ります。測れなくても、症状があればすぐに対応します
- ブドウ糖を 5〜10 g とります。砂糖や糖分の入った飲み物でも構いませんが、ブドウ糖以外は効き始めが遅れることがあります
- 食事の直前に飲む薬(α-グルコシダーゼ阻害薬: アカルボース、ボグリボース、ミグリトール。お薬手帳で確認できます)を使っている方は、砂糖では効きにくいため、必ずブドウ糖をとります
- いったん良くなっても、ぶり返したり長引いたりすることがあります。しばらく様子を見てください
- 口からとれないときは、家族はグルカゴン(注射または点鼻の薬)があればそれを使い、すぐに救急車を呼んでください
車の運転と、ご家族へ
近い距離でも、運転の前に血糖を測ってください。高い所での作業や機械の操作も同じです。重い低血糖を起こしたことがある方は事故の危険が高く、運転免許の取得・更新のときは低血糖について正しく申告する決まりです。
ご家族には、症状と対処、ブドウ糖の置き場所、グルカゴンの使い方を伝えておいてください。
こんなときは相談してください
- 人の助けが必要なほどの低血糖を起こしたときは、回復しても受診し、担当医に伝えてください(薬の見直しが必要です)
- 低血糖をくり返す、決まった時間帯に起こる、症状がないのに低い値が出る、といったとき