喘息(ぜんそく)で吸入薬を使っている方へ
喘息の吸入薬: 毎日の薬と、発作のときの薬
喘息の吸入薬には、毎日使って気道の炎症をしずめる「長期管理薬」と、苦しいときに使う「発作治療薬」の2種類があります。役割がまったく違うので、使い分けが大切です。
毎日の薬(長期管理薬)
- 喘息は、症状がないときも気道にアレルギーの炎症が続いています。そのままにすると発作をくり返します
- 炎症をしずめる薬の中心が「吸入ステロイド薬」です。粉や霧にして吸い込むので、飲み薬に比べて全身への副作用はほとんどありません
- 症状がなくなっても、自分の判断でやめないでください。毎日決まった時間に吸う習慣をつけましょう(歯みがきの前など)
- 吸ったあとは、口の中に残った薬を洗い流すために、必ずうがいをしてください
発作のときの薬(発作治療薬)
- 狭くなった気道をすぐに広げる薬(短時間作用性の気管支拡張薬)です。楽にはなりますが、炎症はしずめません
- 発作は夜間や早朝に起きやすいので、発作止めは手の届くところに置いておきましょう
- 1日に何回も使うと心臓に負担がかかります。使う回数が増えてきたら、毎日の薬が足りていないサインです。担当医にお伝えください
上手に吸うために
吸入薬は正しく吸えて初めて効きます。うまく吸えているか、医師・看護師・薬剤師に定期的に確かめてもらってください。タイミングを合わせにくい方には、吸入補助具(スペーサー)があります。お使いの薬の名前は「お薬手帳」で確認できます。
こんなときは相談してください
- 発作止めを使っても効きが悪い、苦しくて眠れない・横になれない、発作止めが手元にない、といったときは受診してください
- 強い息苦しさ、ぼんやりして意識がはっきりしない、といったときは、救急車を呼んでください
- かぜ、急な気温の低下、たばこの煙などで発作が出やすくなります。悪化のきっかけも受診時にお伝えください