育成就労「介護」

育成就労「介護」の評価試験 早わかり(2027年4月開始)— 初級・専門級と日本語の要件

法務省・厚生労働省・試験の関係団体の公表資料で 2026年10月18日 に照合

育成就労「介護」は2027年4月1日に始まり、働き始める前に日本語A2.2相当以上、開始から1年までに介護育成就労評価試験(初級)とA2.2、終了までに専門級とA2.2、さらに介護特定技能評価試験(日本語)に合格することが求められます。本人の意向による転籍では、初級の合格とA2.2相当以上が要件に含まれます(介護の転籍制限期間は2年)。[1][4]

いつから・何が変わる

育成就労は2027年4月1日(令和9年4月1日)に始まり、技能実習に代わります。[4]

介護分野の受入れ見込数(令和6〜10年度)は、介護分野全体で160,700人です。うち特定技能1号が126,900人、育成就労が33,800人で、育成就労は令和9年度からです。[1]

介護の方針(閣議決定 令和8年1月23日)では、日本語はA1が全分野の一般形ですが、介護はA2.2相当以上を求めています。[1]

介護の段階ごとの要件

時点技能日本語
働き始める前(試験は無い)A2.2相当以上(A1は全分野の一般形。介護はA2.2)
開始から1年まで介護育成就労評価試験(初級)A2.2相当以上+日本語学習プランの作成(B1相当以上に合格していれば不要)
本人の意向による転籍初級に合格A2.2相当以上(転籍制限期間は介護で2年)
育成就労の終了まで介護育成就労評価試験(専門級)A2.2相当以上+介護特定技能評価試験(日本語)
特定技能1号へ介護特定技能評価試験(技能)またはそれ以上(専門級を含む)A2.2相当以上+介護特定技能評価試験(日本語)

出典: 介護分野の分野別運用方針。[1][2]

入国後講習は、日本語が240時間以上(B1以上なら80時間)、技能科目が42時間以上です。[5]

評価試験の中身

初級は学科と実技で行い、専門級は実技が基本で学科は任意、というのが育成就労制度の試験方針です。[3]

試験の範囲を定めた試験基準「介護職種 育成就労評価試験の試験科目及びその範囲並びにその細目」は、ESPA のサイトに公表されています。学科の範囲は次の5大項目です。[6]

  1. 介護業務を支える能力・考え方等に関する知識
  2. 身体介護業務に関する知識
  3. 身体介護以外の支援に関する知識
  4. 使用する用品等に関する知識
  5. 安全衛生業務に関する知識

まだ公表されていないこと(2026年10月時点)

  • ・育成就労評価試験の実施機関
  • ・試験の実施要領
  • ・育成就労評価試験の合格基準

決まり次第、このページを直します。それまでは、出典の最新の発表を見てください。

参考: いまの技能実習の評価試験の形

介護技能実習評価試験(ESPA が実施)の現在の形です。育成就労の試験が同じ形になるとは限りません。[7]

項目初級専門級上級
学科(初級)○×(真偽法)20問・60分(必須)——
学科(専門級・上級)—○×(真偽法)30問・60分(任意)4択50問・90分(任意)
学科の合格満点の65%以上同じ同じ
実技60分(必須)60分(必須)60分(必須)
実技の合格満点の60%以上で、0点の課題が無い同じ同じ
受検できる実務の長さ6か月以上24か月以上48か月以上
場所勤務先の事業所・施設(試験評価者が出張)同じ同じ

過去問題は ESPA が公開しています。特定技能1号の介護特定技能評価試験(技能)は45問・60分(学科40問+実技5問)で、合格は総得点の60%以上です。[8][10]介護特定技能評価試験(日本語)は15問・30分で、合格は73%以上です。[9][10]

よくある質問

育成就労はいつから始まりますか?
2027年4月1日(令和9年4月1日)から始まり、技能実習に代わる制度になります。介護分野の受入れ見込数は令和6〜10年度で全体160,700人、うち特定技能1号126,900人、育成就労33,800人(育成就労は令和9年度から)です。
育成就労「介護」で、1年目に受ける試験は何ですか?
介護育成就労評価試験(初級)です。育成就労の開始から1年が経つまでに受け、学科と実技で行う方針です。日本語はA2.2相当以上が必要で、日本語学習プランの作成も求められます(B1相当以上に合格していれば不要)。
育成就労「介護」の日本語はどのくらい必要ですか?
働き始める前にA2.2相当以上、開始から1年までにもA2.2相当以上、終了までにA2.2相当以上と介護特定技能評価試験(日本語)の合格が必要です。介護の入国後講習は日本語240時間以上(B1以上なら80時間)、技能科目42時間以上です。
いま技能実習で働いている人はどうなりますか?
介護技能実習評価試験は現在も実施されています。移行の取り扱いは公表資料で確かめていないため、このページでは書いていません。受入れ先・監理団体と、法務省・厚生労働省の発表で確かめてください。
育成就労「介護」の過去問はありますか?
育成就労の試験の問題はまだ公表されていません。技能実習の介護技能実習評価試験の過去問題は、ESPA(シルバーサービス振興会)が公開しています。実施機関・実施要領・合格基準も、2026年10月時点では公表されていません。
育成就労「介護」の試験の練習はできますか?
できます。MANNAVIA の「介護の入門 ○×練習」で、オリジナルの○×問題(初級99問・専門級29問)を無料・登録なしで解けます。ベトナム語・インドネシア語・ミャンマー語の大事なことばも見られます。過去問ではなく、試験の合格を約束するものではありません。https://mannavia.com/kaigo/nyumon
介護福祉士の資格とはどう関係しますか?
介護福祉士国家試験は、実務経験3年以上と実務者研修の修了で受験資格を満たすルートがあり、特定技能や技能実習で働く外国籍の人もこのルートの対象です。育成就労の評価試験とは別の試験です。詳しくは社会福祉振興・試験センターの受験資格のページで確かめてください。

介護福祉士国家試験の受験資格は試験センターのページで確かめられます。

出典(確認日 2026-10-18)

  1. [1] 法務省 出入国在留管理庁「介護分野の分野別運用方針」(令和8年1月23日閣議決定 別紙1)
  2. [2] 法務省 出入国在留管理庁 運用方針のページ
  3. [3] 法務省 出入国在留管理庁「育成就労制度の試験方針」
  4. [4] 厚生労働省「介護分野における特定技能外国人の受入れについて」
  5. [5] 厚生労働省「介護分野に特有の要件」(入国後講習など)
  6. [6] シルバーサービス振興会(ESPA)「介護職種 育成就労評価試験の試験科目及びその範囲並びにその細目(試験基準)」
  7. [7] シルバーサービス振興会(ESPA)「介護技能実習評価試験とは」
  8. [8] 厚生労働省「『介護特定技能評価試験(技能)』試験実施要領」
  9. [9] 厚生労働省「介護特定技能評価試験(日本語)試験実施要領」
  10. [10] 厚生労働省「令和7年度介護技能評価試験・介護日本語試験実施状況報告書」(合格基準)
  11. [11] 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 受験資格(ルート図)」

MANNAVIA は試験の実施機関・厚生労働省とは関係ありません。制度は変わることがあるので、最新の情報は出典で確かめてください。

同じ内容を、受け入れる施設ができることも足して note にまとめています: 2027年4月から「育成就労」に。介護分野で働く外国人が受ける評価試験と日本語の要件を、一次資料で整理しました

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