介護福祉士国家試験

第39回介護福祉士国家試験のパート合格 早わかり

試験センター・厚生労働省の公表資料で 2026年10月13日 に照合

パート合格は、介護福祉士国家試験の125問をAパート(60問)・Bパート(45問)・Cパート(20問)に分け、総得点で不合格でもパートごとに合否を出すしくみで、第38回(2026年1月)から始まりました。合格したパートは翌年・翌々年まで有効で、第39回(2027年1月31日)では、第38回でパート合格した人は「全パート」か「不合格だったパートだけ」かを選んで受験できます。[1][2]

  • ・パートの合格は、そのパートの基準点以上、かつそのパートの科目群すべてで得点があること[2]
  • ・有効期限は、パート合格した試験の翌々年まで[2]
  • ・不合格パートの一部だけを受けることはできない[1]
  • ・全パートに合格したあと、資格登録の申請をして介護福祉士になる[3]

A・B・Cの3パートと科目

125問(1問1点)は、Aパート60問・Bパート45問・Cパート20問に分かれ、11の科目群がどれかのパートに属します。[2][3]

Aパート 60問(4科目群)

人間の尊厳と自立 2・介護の基本 10・社会の理解 12・人間関係とコミュニケーション 4・コミュニケーション技術 6・生活支援技術 26

Bパート 45問(5科目群)

こころとからだのしくみ 12・発達と老化の理解 8・認知症の理解 10・障害の理解 10・医療的ケア 5

Cパート 20問(2科目群)

介護過程 8・総合問題 12

科目名の後ろの数字は本番の問題数(第38回の正答表で照合)。「人間の尊厳と自立+介護の基本」「人間関係とコミュニケーション+コミュニケーション技術」はそれぞれ1つの科目群です。[4]

第39回から変わること

第38回でパート合格した人は、第39回では「全パート」か「不合格だったパートだけ」かを選んで受験します。[1]パート合格の判定そのものは第38回から始まっていて、選んで受けられるのが第39回からです。

  • ・不合格パートの一部だけは受けられない(例: BとCが不合格なら、BとCの両方か全パート)[1]
  • ・全パートの受験になる人: 初めて受ける人、第38回で合格したパートが無かった人、前回の受験が第37回(2025年1月)以前の人[1]
  • ・申込の後に、選んだパートは変えられない(第39回の申込は2026年9月2日で締め切り済み)[1][3]
  • ・受験手数料は全パートでも一部でも同じ 20,510円[3]
  • ・全パートを受けて総得点で届かなくても、有効期限の内のパート合格と合わせて全パートがそろえば合格(合格基準の(1)②。第39回から適用)[2]

有効期限

パート合格は、パート合格した試験の翌々年まで有効です。[2]第38回(2026年1月)で合格したパートは、第39回・第40回の受験で免除の対象になります。有効期限の内にもう一度そのパートに合格すると、その回から翌年・翌々年まで延びます(受験の手引の図では「パート合格した最終年から2年間」)。[3]

第37回以前の試験の結果は、パートでの受験に使えません。[1]

合否の判定のしかた

全パートを受けた人は、まず総得点で判定し、届かなかったときにパートごとに判定します。不合格パートだけを受けた人は、受けたパートごとに判定します。[2][3]

  • ・総得点の基準: 125点の60%程度を基準に、問題の難易度で補正した点以上、かつ11の科目群すべてで得点(第38回は64点)[4]
  • ・パートの基準点: 全体の合格基準点を、全パートを受けた全員の各パートの平均得点の比で按分した点。かつ、そのパートの科目群すべてで得点[2]

第38回(2026年1月25日)の実際

  • ・Aパート: 基準点 32.23点(60点満点)、パート別合格 3,935人
  • ・Bパート: 基準点 20.43点(45点満点)、パート別合格 1,509人
  • ・Cパート: 基準点 11.33点(20点満点)、パート別合格 6,181人

受験者 78,469人、合格者 54,987人(合格率 70.1%)。パート別合格者数は、総得点で不合格だった人のうちそのパートの基準を満たした人の数で、一部重複しています。[4][5]

第39回の試験時間(2027年1月31日)

  • ・全パート: 午前 Aパート 10:00〜11:45、午後 B・Cパート 13:40〜15:35
  • ・Aパートだけ: 10:00〜11:45
  • ・Bパートだけ: 13:40〜14:55
  • ・Cパートだけ: 13:40〜14:20
  • ・AとB: 10:00〜11:45 と 13:40〜14:55/AとC: 10:00〜11:45 と 13:40〜14:20/BとC: 13:40〜15:35

EPA候補者と、申請した外国籍等の人は、全漢字ふりがな付きの問題用紙で時間が1.5倍になります(それぞれの終了時刻は受験の手引 p.7〜9)。[3]

勉強の組み立て方(一般的な考え方)

不合格パートだけを受けるなら、そのパートの全科目を一通り回し、0点の科目群を作らないことが先です。パートの合格には、基準点に加えてそのパートの科目群すべてでの得点が要るためです。

  • ・Bパートだけ(45問・75分): 医療的ケアは5問と少なく、ここが0点だとBパートは不合格になります。問題数の多いこころとからだのしくみ(12問)と、医療的ケアの両方に時間を割きます。
  • ・Cパートだけ(20問・40分): 総合問題は「全領域の知識及び技術を横断的に問う」事例形式です[3]。Cだけを受ける場合でも、A・Bの科目の知識(制度・生活支援・認知症・障害など)を事例の中で使う練習が要ります。
  • ・Aパートだけ(60問・105分): 生活支援技術が26問で最も多く、次が社会の理解の12問です。人間の尊厳と自立(2問)は介護の基本と1つの科目群なので、介護の基本と合わせて落とさないようにします。
  • ・全パートを受ける: まず今回の総得点で判定されます。届かなくても、今回のパートごとの結果と、有効期限の内のパート合格を合わせて全パートがそろえば合格です[2]。

特定技能1号の人で、パート合格による通算在留期間の延長の措置を使う場合は、5年目の試験で全パートを受けることが求められています(1パート以上の合格と、総得点が合格基準点の8割以上が条件。第38回は52点以上)。[6]くわしくは所属の機関と厚生労働省の案内で確かめてください。

ここに書いたのは公表資料から言える一般的な考え方で、合格を約束するものではありません。自分の合格パート・不合格パートが分からないときは、試験センターに問い合わせてください。[1]

やさしい日本語で

  • 試験は、A(60問)・B(45問)・C(20問)の3つのパートに分かれています。
  • 全部の点数で不合格でも、パートごとに合格することがあります。これを「パート合格」といいます。
  • 合格したパートは、次の年と、その次の年まで使えます。
  • 第39回(2027年1月31日)では、第38回でパート合格した人は、「全部のパート」か「不合格だったパートだけ」かを選んで受けます。選ぶのは申し込みのときです。
  • 初めて受ける人は、全部のパートを受けます。
  • パートに合格するには、基準の点数より上で、そのパートのどの科目も0点でないことが必要です。
  • 特定技能1号の人は、在留期間の延長の条件があります。5年目の試験は全部のパートを受けてください。会社や施設の人にも聞いてください。
  • 全部のパートに合格したあと、登録の申請をすると、介護福祉士になれます。
  • わからないときは、試験センターに聞いてください。

出典(一次資料)

  1. [1] 社会福祉振興・試験センター「パート合格(合格パートの受験免除)のお知らせ」
  2. [2] 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験 合格基準」
  3. [3] 社会福祉振興・試験センター「第39回介護福祉士国家試験 受験の手引」(p.4・6〜9・11)
  4. [4] 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験の合格基準及び正答について」
  5. [5] 社会福祉振興・試験センター「第38回介護福祉士国家試験の合格発表について」
  6. [6] 厚生労働省「介護福祉士国家試験のパート合格による、介護分野の特定技能1号の通算在留期間の延長に関する措置について」(Q&A)
  7. [7] 厚生労働省「介護福祉士国家試験におけるパート合格(合格パートの受験免除)の導入について」

2026年10月13日に上の資料で照合しました。試験センター・厚生労働省の発表が変わったときは、そちらが正しい情報です。このページは MANNAVIA(マナヴィア)が作成しており、試験センター・厚生労働省とは関係がありません。

科目ごとに弱いところを埋めるなら

MANNAVIA の「介護福祉士国試 2027 演習」は、出題基準の中項目をもとにした217の論点に602問(すべてオリジナル、過去問は収載していません)。13科目を1科目ずつ選んで解けるので、不合格だったパートの科目だけを回す使い方もできます。

パート別 無料実力チェック(A・B・C 各5問、15問)

勉強の組み立て方と、問題の作り方・確かめ方は note にも書いています: 第39回介護福祉士国家試験のパート合格、何が変わる?

外国籍の方の制度は 育成就労「介護」の評価試験 早わかりにまとめています。